1954-05-26 第19回国会 衆議院 通商産業委員会 第56号
○村田説明員 ただいまのお話、まことにごもつともであります。現鉱業法の法定鉱物に現在でもさらに追加したらどうかと予想されるものが若干出て来ておる状態であります。今後そういう趨勢はますます強くなると思います。御承知のように鉱業権というものにつきましては、非常に重要な鉱物とみなされるものがこの法定鉱物の中に入つております。同時に一たび許された鉱業権につきましても、鉱業法では土地の使用、収用につきまして、
○村田説明員 ただいまのお話、まことにごもつともであります。現鉱業法の法定鉱物に現在でもさらに追加したらどうかと予想されるものが若干出て来ておる状態であります。今後そういう趨勢はますます強くなると思います。御承知のように鉱業権というものにつきましては、非常に重要な鉱物とみなされるものがこの法定鉱物の中に入つております。同時に一たび許された鉱業権につきましても、鉱業法では土地の使用、収用につきまして、
○村田説明員 ただいまの問題につきましては、大体鉱山局も、先ほどからお聞きしておりますと、始関先生のおつしやつたのと同じような意見である、こういうように御了承いただきたいと思います。ただ御承知のように鉱業法自体においても、同じ地区の中で異種のものならば重複して鉱業権を認める、こういう建前をとつております。こういつたこと自体は非常に権利関係をとかく紛争に陥りやすくする、こういうような意味で相当議論の余地
○村田説明員 ただいまお話のありました、鉱業権を設定する建前は、ただいまの鉱業法では先願主義というのをとつております。それに対しまして外国の例なんかを見ましても、そういう先願主義ということでなくて、能力主義と申しましようか、そういう考え方をとつておるところもございます。先ほどの先生のお言葉のように、今の人的な、いわゆる昔の山師がぼろいもうけをするというような形での発展ということはだんだんむずかしくなつて
○村田説明員 ただいまの御意見一々ごもつともでございます。確かに従来そういうきらいがないでもなかつた、これは否定できないことと思う次第でございます。ただわれわれの方といたしまして、先ほど御指摘のように、鉱業法で許可をする場合に、公共的見地という点を非常に強く押し出しておりまして、ただ従来のごとく何がしかのものがあるというようなことだけでむやみに掘つてよろしいという建前は、特に最近土地の利用の問題を中心
○村田説明員 治山治水の見地からいたしまして、保安林の必要なことは申すまでもございません。私たち鉱山を担当するものといたしまして、十分保安林というものをば考慮に入れながら、地下資源の開発をやつて行かなければならないというふうにも考えております。しかも地下資源は川俣先生御承知のように、比較的日本は恵まれてない、こういう観点からもできるだけこれを生かすような方向に持つて行きたい。そういう意味からわれわれといたしましては
○村田説明員 ただいまの御質問にお答えいたします。ただいまの先生の御意見にもございましたように、鉱業法の第十七条には、日本人または日本国法人でなければ鉱業権が持てない、かようになつております。これは鉱業法が制定されまして以来ずつと今日までとつて来ておる建前でございます。数年前に鉱業法の大改正をやりましたときにも、この基本的な考え方は全然くずされておらずに今日に至つておるような状態でございます。ところが
○村田説明員 ただいまの御質問でございますが、実は鉱業法で同種と異種という言葉がございます。同種の間においては同一地区内では重複して設定されない。異種の場合は重複して設定される、こういう扱いになつていることはお話の通りであります。その同種、異種というものの区別については、鉱業法には何ら規定をされておりません。これはもつぱら出願の処理をやる通産局長が認定する、こういう建前になつておるような次第でございます
○村田説明員 ただいまの御質問にお答えいたします。 御質問の趣旨にもございましたように、鉱業法にはチタンというものはございません。従いまして、出願をして受付ける場合におきまして、実はそのチタン分は、わが国の鉱産資源の中に賦存しておるということは先刻承知いたしておつたのでございますが、ただ鉱業法制定当時におきましては、チタン鉱業というようなものは全然問題になつていなかつたということが一つと、賦存いたしておりましても
○説明員(村田繁君) 実はこの松尾の問題に関連いたしまして、ちよつとこの際私のほうから先ほどの説明に附言させて頂きたいと思いますが、実はこれは松尾に限らず一般に鉱澤処理場、それから沈澱池といつたような鉱害に非常に関係のある施設、と申しますのはこれは勿論山の選鉱場とか、精錬の設備とはかなり趣旨の違う問題でございまして、只今のような請願によりまして、国で相当補助をしたらというようなこともそういう性質の違
○説明員(村田繁君) 只今の二つの御請願についてお答えいたします。 先ず第一に松尾鉱山の問題でございますが、只今専門員のかたからお話のございましたごとくに、松尾鉱山はほかの硫黄鉱山に比べまして非常に坑内の排水が多うございまして、而もその排水は酸性が強いという点で、とかく鉱害の問題につきまして従来とも非常に問題の多かつた点でございますが、山といたしましてもこの坑内水の中和処理施設、それから灌漑用水の
○村田説明員 ただいまの御質問にお答えいたします。 大体硫黄分といたしましては、三五%から四%くらいの品位があれば相当優秀だ、こういうことになつております。ただ当鉱山の場合には、あるいは一〇%くらいのものもあるし、それから一部——一部と申しますと非常に誤解を招くのでありますが、一〇%くらいのものもあるし、それから先ほど申しました三五%ないし四十%くらいのものもあるということでございます。全体としましてどの
○村田説明員 ただいまの御質問にお答えいたします。試掘権は御承知のように鉱業法の建前では一応二年ということになつております。先ほど申し上げましたように、二十六年の五月に登録になつておりますので、一応ことしの五月でその期限が切れることになるのでございますが、必要に応じまして、随時さらに二年というふうに延ばすことが認められておりますし、その延長の許可がおりない場合でも、その延長の出願をしておりさえすれば
○村田説明員 ただいまの御質問に対しましてお答えをいたします。問題になつておりますのは北信鉱山のことをおつしやつていると思います。この鉱山は御承知のように二十六年の五月に試掘権として登録をせられたものでございまして、これを許可するにあたりましては、鉱業法にもはつきり規定がございます通りの建前もございまして、そこの所属の県庁でございます長野県には事前に十分協議をいたしております。しかも長野県といたされまして
○村田説明員 ただいまの問題につきましては、石炭廰次長からもお話がありましたように、かなり從來の生産者價格の建て方に対しまして、メリツト制の考え方を織り込んだ線で関係方面と折衝中でございます。どの程度になるか今のところ折衝中でございますので申し上げられたいのですが、さよう御了承を問題願います。
○村田説明員 ただいま森山委員からの御質問の趣旨は、まことにごもつともなお話でありまして、一物價廳からのみ答弁いたしましても、十分に御満足の行くような答弁はとうていできないと思いますが、ただいまのお話に関連しまして、物價廳としての立場から一應の答弁をいたしておきたいと思います。 御承知のように、現在の價格は昨年の六月に補正されまして、その当時におきましても、やはり石炭の生産はまず量を確保するという
○村田説明員 ただいまの点は実は私の所管でなく、物價廳の二部の関係でございますので、ただいまの御答弁は連絡をいたしまして、次の機会にいたしたいと思います。
○村田説明員 ただいまの御質問の原油の價格の問題でありますが、御承知のように四月一日から例の石油配給公團の廃止を契機といたしまして、石油製品の價格を補正いたしまして、ガソリン、機械油その他では若干の値上りを示したのであります。重油その他の関係では一部値下りのようなものがありましたが、とにかく二十四年度は新しい時代に應じての價格という観点から、ああいつた價格の改訂が出たのでございますが、それに関連いたしまして
○村田説明員 ただいまのお話でございますが、御承知のように、物價廳で扱つております價格調整補給金というものは、基礎物資で、急激な値上りをすることによつて一般物價への影響の著しいというようなものにつきましては、特に補給金という形で補助金を出して、できるだけそういつたはげしい変動を避ける、こういう趣旨で、あの補給金の制度はできておるのでございます。実は現在もガス、コークス、鉄、硫安、ソーダ、それから船たき
○村田説明員 ただいま塊粉の関係、品質の点については、石炭廳から御答弁になつた通りであります。價格の面からも——從來石炭におきましては、御承知のように非常に数量ということに重点を置かれた結果、現行の生産者價格改訂は、主として数量を確保しようということに重点が置かれまして、個々の價格決定に対しては、そういう点からの配慮が行われてなかつたのでございますが、最近の石炭の需給状況その他を勘案いたしました場合
○村田説明員 ただいま鉄道の方から御答弁がありましたが、御承知のように販賣價格につきましては、先ほどお話のございましたように、石炭の種類と、それから地区別によりまして等級がわかれて、その等級に基きましたそれぞれの價格というのがきまつておるのであります。先ほどの二千七百円という價格が、大体五千六百カロリーくらいの平均でという御説明を申し上げました基礎は、大体二十三年度の出炭のカロリーの平均が五千六百カロリー